ねぇ、”フェムテック”ってなに?そんなフェムテックに関するお話し
最近よく耳にする”フェムテック”という言葉。
耳にはするけれど実際はどういうことなのか…
そんな方も多いはず。
今回はそんな”フェムテック”に関してお伝えしていきます。
Contents
”フェムテック”とは?
”フェムテック”とはFemtech=Female + Technologyの造語です。
2012年にドイツで月経管理アプリを開発したデンマーク人の方が造ったことが始まりと言われています。
主に女性のライフステージの変化における心と体の変化を解決する製品やサービスのことを指します
- 生理・月経
- 妊活
- 妊娠期
- 産後
- プレ更年期
- 更年期
ここで見てわかるように、子宮に関連することが多く見てとれます。
また、子宮だけではなく膣に関わることもフェムテック製品として扱われています。
なるほど〜。つまりは女性特有の婦人系お悩みに関わる製品やサービスのことなんだな!
なぜフェムテックが注目されて来たの?
2012年にフェムテックという言葉が作られ、なぜここ数年でこんなにも注目され始めたのでしょうか。
それは女性の社会進出が大きな理由とされています。
女性が社会で活躍するようになってから、女性の存在が以前に比べかなり重要視されてきました。
しかし、女性は妊娠や出産など大きなライフステージの変化が訪れやすいもの。
その中で女性が男性と同じような働き方をすることは、なかなか無理があります。
また、妊娠・出産だけでなく毎月訪れる月経があります。
個人差はありますが、月経による体調不調により、仕事においての影響も否めないものがあります。
平成31年に経済産業省は下記のように発表しています。
月経随伴症状による労働損失は年間4911億円と試算されている。
経済産業省 健康経営における女性の健康の取り組みについて
健康経営を通じて女性の健康課題に対応し、女性が働きやすい社会環境の整備を進めることが、生産性向上や企業業績向上に結びつくと考えられている。
このように、女性の在り方が及ぼす社会への影響がかなり大きな課題として取り上げられるようになってきました。
それによりフェムテックの市場規模も今後かなり大きくなることが予想され、2025年には500億ドルとも言われています。
なるほどニャー。フェムテックに関してこれからますます目が離せなくなっていくニャ!
フェムテック製品ってどんなものがあるの?
では次に”フェムテック製品”について見ていきましょう。
どのようなものがフェムテック製品と言われているのか…
それは普段使用しているものも、立派なフェムテック製品だったりします。
生理用品
従来の使い捨てナプキンだけではなく、昨今では環境に配慮し繰り返し使える多種多様な生理用品が製品化しています。
- 布ナプキン
- 月経カップ
- 吸水ショーツ
など…
妊娠出産関連
- 月経管理アプリ
- 妊活サポートアプリ、サービス
- 妊娠期ケア
- 産褥期ケア
- 搾乳グッズ
- 骨盤サポートグッズ
など…
プレ更年期・更年期
- 更年期ケアサプリ
- 更年期ケアサービス
など…
その他
- デリケートゾーンケアグッズ
- セルフプレジャーグッズ
など…
ざっくりと大きく分けてこのような感じなので、これらを細かく見ていくととてもたくさんの事柄が”フェムテック製品”の中に入っています。
どれも女性にとって、身近でとても大切なことばかりね!
まとめ
今後ますます注目を浴びていくフェムテック。
ですが、決して真新しいものではなく、日々私たち自身に関わっている事柄です。
ただ、どうしてもパーソナルな部分が強い分野なだけに、なかなか公の場で語られることではありませんでした。
ただ私個人としてはとても大切にされることであるし、愛すべき心と体の変化だと思っています。
少しでもフェムテックに関する意識が増え、女性が暮らしやすい社会になれば良いな、と願っています。