【Today’s ESSAY】BIRTHDAY BOYと反抗期 | そんな時期のおすすめ本3選
先日、10歳の誕生日を迎えた息子。
あっという間に10年も経ったのか…
右も左もわからない私が1人の人間を10年も育てた。
やはり10年という数字は節目だね。
昔の写真を眺めては「可愛かったなぁ」と思い出に耽る私。
その姿を見て、「そういうのやめて」とピシャリと言ってくる息子。
この時の言い方が結構キツイんだわん…
ついに反抗期が始まった…
そう。彼は今絶賛反抗期。
まだ10歳だというのに、もう心は自立し始めている。
私はあまり育児本を読んだりしないので最近になって知ったのだけど、今の息子の歳は”ギャングエイジ”と言われるみたいですね。
- 大人に対して反抗的な態度を取る
- 保護者や先生よりも、友達を重視する
- 同性で同年代のグループを作りたがる
つまりは親から離れたいっていうこと。
”昨年までは息子からこんな言葉が発せられるなんて想像もできなかった!”
そんな毎日を過ごしています。
特に我が家は締める人がいないので、常に私と息子とのガチンコ勝負。
仲裁役はいません。
今からこんなに反抗されたら、この先どうすれば良いのだろう…
そんな不安に今から苛まれていますよ。
しかもサイコパスの症状が現れるのは12歳くらいから、ということを本で読んだことがあるので、余計に心配…
最近ではそんな不安が高じて、先輩ママに「小学4年生の頃の息子ちゃんてどんなだった?」と聞きまくる始末。
すると口を揃えて返ってくる内容が、「小4が一番大変だったかも…」だった!
やっぱり小学4年生は大変なんだ!!!
そんな体験談を聞くとなんとも心が軽くなる。
「良かった。私の育て方に問題があったわけではないんだ!」
↑いや、多少は問題あるぞ…
とはいえ、息子との衝突はできる限り避けたい、と思い、最近は本屋さんへ行く回数が増えました。
目的は育児に関わる本。
特に男の子の育て方系です。
というわけで、ここからはそんな反抗期男児を抱えるママの心が少しでも和らぐ本を3冊紹介したいと思います。
割と読みやすい本ばかりなので、あっという間に読めちゃうにゃ。
反抗期男児を抱えるママにおすすめの本
「ここ数ヶ月、なんだか息子とうまくいかないな…」
「今まではそんなことで怒らなかったし、口答えもして来なかったんだけどな…」
そんな思いに1人打ちひしがれているママに、勇気と安心をくれる本を3冊紹介しますね。
息子のトリセツ
1冊目は「息子のトリセツ」。
著者は「妻のトリセツ」「夫のトリセツ」でお馴染みの黒川伊保子さん。
脳科学の専門家であるだけに、良い意味で「仕方ないよね」で着地させてくれる感じがとても好き。
母として”自分の接し方が悪かったんだろうな”と自分を責めたり、全く理解できない息子の行動に頭を悩ませたり…
そんな悩みをとても軽い口調で「しょうがないの!そういう頭の作りだから!」と言ってもらえている気がします。
なんだかとっても慰められる感じがして、どことなく安心します♪
スマホ脳
2冊目は「スマホ脳」
この本は2020年に出版された本なのだけど、いまだに本屋さんで平積みされていることが多く、私もこちらの本に呼ばれたかのように手に取りました。
2007年に発売されたiPhoneは瞬く間に世界を席巻し、ガラケーはもはや過去の産物。
2014年生まれの息子は、生まれた時からスマホに触れ、いわゆるブルーライトを浴びまくっているのです。
ブルーライトの影響はもちろん、まだ未完成の脳に与えるスマホの威力。
それらの脅威を大変わかりやすく説明してくれています。
私の体験談だと、育児やお出かけの際にスマホを見せていた時は、やけに言うことを聞かず、グズりが多かったのを覚えているわ。
サイコパス
3冊目は「サイコパス」
著者は脳科学者としてテレビなどでも活躍されている中野信子さん。
彼女らしいクールで淡々とした語り口で、サイコパスの特徴や脳みその仕組みなどを説明してくれています。
もちろん我が子がサイコパスであっては欲しくないし、なって欲しくもない。
ただ、どのような経緯でサイコパスが仕上がるかという点では、親の関わり方は大きく関係するのだな、と。
そして、この極端な場所に位置するサイコパスを知ることで、うちの子はまだまだ可愛いもんだ、正常な成長なのではなかろうか、とどこか安心材料になる。
ちょっと番外編に近いものがあるけれど、人間の奥深さや怖さを知ることができます。
まとめ
「あれ?昨年までの扱いやすさはどこへ?」
そんな日々に戸惑いながらもノンストップで繰り広げられる我が子との攻防戦。
少しでも気持ちを落ち着かせ、感情を抑えて向き合うには相手を知るしかない!と思い本に助けを求める日々。
「このやろう!またお腹の中に戻してやるぞ!」
なんて思いながら、とにかく我が子の存在が愛おしく感じてしまう感情のジェットコースター。
もうすぐ夏休みも終わり。
なんとか親子共々無事に生き抜いたな、と1日くらいはしっかりと自分を甘やかしたいものです。